Facebookが50種の性別選択を可能に。これは主流になるのか?

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Facebookが、男性、女性以外の50種の性別を選べるようにしたというのが、数日前に発表されていました。

Facebookプロフィールの性別で「男性」「女性」以外の設定が可能に(英語版)

英語版だとこんな風に、性別で「Custom」を選べるようになっています。

Facebook profile(Gender)

Facebook profile(Gender)

こういう対応、主流になるんでしょうか?
エンジニア視点で言うと、これ結構つらいですね。

性別はユーザ情報として大抵は保存するものですが、データベースのスキーマも、コード上の扱いも、男性と女性の2値しかないのが前提になっているシステムが多いでしょう。
ユーザが入力しなかった場合に「空」を許容するつくりになっているものもあるかもしれませんが、そういうシステムを改修するなんてもう大変です。

日本はこういうのがとことん遅れているので、国内で使っているシステムの更新を迫られることは当分ないでしょうが、海外でも使うシステムの場合、
「まともな企業ならセクシャルマイノリティにも配慮したシステムにするのが当然!」
という流れに近い将来ならないとも限りません。
今から作るシステムは、将来の修正を意識しておいたほうがいいのかな、と思います。

ちなみに、Facebookで今回追加されたという50種は以下の通りです。

  1. Agender
  2. Androgyne
  3. Androgynes
  4. Androgynous
  5. Bigender
  6. Cis
  7. Cis Female
  8. Cis Male
  9. Cis Man
  10. Cis Woman
  11. Cisgender
  12. Cisgender Female
  13. Cisgender Male
  14. Cisgender Man
  15. Cisgender Woman
  16. Female to Male
  17. FTM
  18. Gender Fluid
  19. Gender Nonconforming
  20. Gender Questioning
  21. Gender Variant
  22. Genderqueer
  23. Intersex
  24. Male to Female
  25. MTF
  26. Neither
  27. Neutrois
  28. Non-binary
  29. Other
  30. Pangender
  31. Trans
  32. Trans Female
  33. Trans Male
  34. Trans Man
  35. Trans Person
  36. Trans*Female
  37. Trans*Male
  38. Trans*Man
  39. Trans*Person
  40. Trans*Woman
  41. Transexual
  42. Transexual Female
  43. Transexual Male
  44. Transexual Man
  45. Transexual Person
  46. Transexual Woman
  47. Transgender Female
  48. Transgender Person
  49. Transmasculine
  50. Two-spirit

私には知らない単語ばかりです。

なお、Cisgender というのは、
「生まれた時に診断された身体的性別と自分の性自認が一致する人」
を指すそうです。
これを「普通の人」と表現して、トランスジェンダーの人が「普通ではない人」とみなすこと自体が差別的視点の始まりだ、ということで、トランスジェンダーに対応する言葉としてこういう呼び方が作られたんだとか。
要するに、9割方の人が含まれる選択肢もこの中にあるということです。

50種と聞いて、「そんなにいろんな種類があるのか?」と驚いたのですが、実は重複しているものが多いようです。
上記50種のうち、「Cis」は「Cisgender」の略ですね。多分。何で分けているんでしょうか。

「Male」と「Man」も同じ意味なんじゃないかと。
日本人にはわからないけどニュアンスが違う?
もしそうだとすると、この性別の表記は、国や言語によってばらばらにしないといけなさそうです。
ああ、データの扱いがさらに大変になる。

とりあえずこれからは、性別欄が将来複雑になってもいいように、柔軟なシステムを作りましょう。

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