ぴよ将棋との対局を、将棋山脈に解説させてみました。
ぴよ将棋は、コンピュータとの対局ができるスマホアプリです。
これが相当に強いらしいのですが、強さのレベルを30段階に調整できるので、弱いのと戦えば私でも勝つことができます。
今回は、弱い方から13番目の、Lv 13 ひよな と対戦しました。
対局後、メニューから「棋譜(KIF)をクリップボードにコピー」を選択して、将棋山脈のトップページに貼り付けて送信すると、解説文が生成されます。
こちらがその対戦の解説です。
http://shogi-s.com/result/5a06ed91P9
先手がひよなで、後手が私です。
10手目に後手の私の方から角交換して、しばらく互角の形勢が続き、その後徐々にリードを広げていって勝った、
という風に思っていたのですが、44手目のところで評価値が大きく反対方向に振れているところがあります。
一体これは・・・?と思って見てみると、
ひよなが▲5五歩と突いたところで、解説によると「ここは△3一飛の一手」となっています。
しかし、ここで私は銀を逃げてしまいました。
この一手で完全に逆転して劣勢に追い込まれています。
なぜこれがまずかったかですが、解説によると、「ここは▲同角成と取る一手。」となっています。
候補手からの読み筋を辿っていくと、
角銀交換で取った銀で、飛車金両取りをかけられてしまっています。
これはまずい。
しかし、ひよなが▲同角成と取らなかったので、事なきを得ました。
ひよなじゃなくてピヨ馬(Lv 14)だったら負けていたに違いありません。
危ないところでした。
みなさんも、こんな感じで将棋山脈を役立ててください。
ぴよ将棋の棋譜解析機能
ちなみに、ぴよ将棋自体にも「棋譜解析」の機能があり、対局後に棋譜解析をすると以下のように評価値グラフと推奨手、指し手からの読み筋を表示してくれます。
上記の悪手の解説は、ぴよ将棋でも同様にやってくれています。
将棋山脈の解説がぴよ将棋の棋譜解析結果と違うのは、「ここは△3一飛の一手。」「ここは▲同角成と取る一手。」というコメントがあるかどうかくらいで、ちょっと物足りないです。
これは、将棋山脈の今後の課題ですね。
このケースで問題なのは、将棋山脈が、「現局面からどうするか」の解説文しか生成していないことです。
銀を逃げた局面で、
「後手は銀を引いたが、これには▲同角成 △同金 ▲7二銀打で飛車と金の両取りがかかる。大丈夫なのだろうか。」
というような解説文を出したいところです。
また、今回は私が後手番だったため、盤面を反転させる、いわゆるひふみんアイの機能も欲しいと感じました。
まだまだ足りない点は多くあるので、少しずつ改善していきたいと思います。